ノルウェイの森 上 (講談社文庫) | 商品情報(書籍)
久々、といっても2年ぶりくらいかな?
映画化の話もあり、文庫本の装丁が、単行本のそれと
同じになっていたのでついついまた購入。
通算20回は読んでいると思う、この本。
初めて読んだのが18歳くらいの頃で、
あの時よりも、年を重ねたせいか、物語自体は客観的に読めるようには
なったけど、文中で主人公がグレート・ギャッツビーについて感じたように、
どのページも、どの文章もひとつとしてがっかりするところがなく、
素晴らしいと今でも思う。
今の村上春樹よりも文章は洗練されていない、というか
何か「無駄」に感じる部分もあるんだけれど、それもまたいい。